Music: LADY NAVIGATION / B'z

夏になると、自然とB'zのLADY NAVIGATIONという曲が頭の中で流れます。この曲には、英語バージョンがあります。アルバム『The 7th Blues』やミニアルバム『MARS』に入っています。

 英詞の印象としては、日本からThe East(東へ、すなわちアメリカ)に留学(あるいは仕事を求めて渡米)する女の子を見送る親の気持ちが描かれている印象を受けます。

稲葉さんも、この曲を描いた時は、ニューヨークやロスに進出して創作活動を活発に行なっていたので、自分自身を「彼女」に重ねたのでしょうか。

あるいは、ファッションリーダーの女優やポップアイコンのミュージシャンの勇気凛々たる姿を描いたものかもしれません。「女性が先導する世界」という捉え方もできそうです。

また、曲の冒頭の歌詞からは、自由の女神像ドラクロワの絵画「民衆を導く自由の女神」を想起させます。

いずれにせよ、「独立心旺盛な女性」を歌ったという印象を受けます。

「Navigation」は、航海すること、自立すること、ひとり旅すること、先導すること、依存なく生きること

「彼女」は、自立した大人になろうとする娘、少女

「私」は、自由の女神像に象徴される自由、平等、独立、将来

というように捉えました。

 以下、拙訳です。

 

情熱を握りしめ

色づいた空に突き上げる

彼女は頭のてっぺんまで純粋な野心と深い愛情に満たされている

 

彼女は流されなかった 僕たちが流行の大きな波にのまれ 泡沫の夢を掴んだ時にも

さあ みんな立ち止まって見るがいい 溺れてしまう前に

彼女の眼は独り立ちを宣言していた

 

女のひとり航海

私は海上で祈る君を見守っている

感激の涙は波にさらわれ東へと漂う

私は君を見守っている

 

閉ざされたマインドではない

彼女は偏見を持ったりしない

境界線を超え

自由のキスを私におくれ

 

彼女の眼に映るものすべてが生き生きとしていた

素朴な喜びがいたるところにあった

つまらないゴシップなんかで満足しなかった

人生の航路は自分で決めなければならない

 

女のひとり航海

私は海上で祈る君を見守っている

感激の涙は波にさらわれ東へと漂う

私は君を見守っている

私と一緒に行きましょう

 

Mars

Mars

 

 

 

The 7th Blues

The 7th Blues

 

 

 

LADY NAVIGATION

LADY NAVIGATION

 

 

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