Books:  おおきな木 / シェル・シルヴァスタイン(2010)

 

村上春樹訳となっていたので読みました。原題は、The Giving Tree。原作は、シェル・シルヴァスタインという、米国の作家、イラストレーター。「おおきな木」は日本でロングセラー。

自分を、人間の方に投影してしまいました。親であるなら、大樹の方に投影するところでしょうけど、まだまだ親らしくなれていないのかもしれません。与える立場にならなくてはと思いました。

木の気持ちが描かれているところが新鮮です。木はどう思っているかは、読者の解釈に依存するところでしょうけど、与えても、与えても、ただ、「嬉しかった・・・」と、偉大な母親のように、自分の子どもがどんなに求めようとも、関わってくれるだけで嬉しいと思えるそのメンタリティは、なかなかなれるものではないのかもしれません。