CD
全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘。
1. 「SLEEPLESS」
2. 「Hard Rain Love」
3. 「COMEBACK -愛しき破片-」
4. 「YES YES YES」
5. 「Highway X」
6. 「マミレナ」
7. 「山手通りに風」
8. 「リヴ」
9. 「Daydream」
10. 「UNITE」
11. 「You Are My Best」
22作目のオリジナル・アルバム。前作『NEW LOVE』以来、約3年ぶりのオリジナル・アルバム。B'zはライブツアー開催前にアルバムをリリースするのが慣例ですが、ライブツアー『B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X-』のライブツアー最終公演直前にリリースされました。
アルバムタイトルの「X」は「先が見えないというか、得体が知れない、謎というか、未知のもの」というニュアンスで使用しており、稲葉は「先が分からない道を自分たちなりのスピードで進んでこれたという気持ちを言葉で表したっていう感じ」と解説しています。
1.「Sleepless」は、『名探偵コナン』のオープニングテーマです。でも私は、ジョジョを読んでいたので、この曲とジョジョが「当時の音の記憶」として後々思い返されると思います。このアルバムの世界観そのものも、記憶として残りそうです。Highway Xが、アメリカの西海岸からニューヨークまでの「道」とも言えますし、「X」とはまさに未知との遭遇です。
B'zのアルバムは、いつもそうですが、第一印象は、「前作までの方が良かったな」です。いつもです。しかし、次のアルバムが出た時には、前作の方が良かったなと思ってしまいます。リアルタイムで聴いているのもあるでしょうけど、いい意味での変化を起こしている証拠と思います。いい意味でリスナーを裏切っているんだと思います。そして、聴けば聴くほど、良さがわかります。音楽として深みがある証拠だと思います。アレンジも凝っているし、細部に至るまで作り込まれています。でも、やっぱり、The 7th BluesまでのB'zが一番好きです。あの頃の面影がどこかで感じられないかと嗅ぎ回って、探し回っている自分がいるのも確かです。