Books: 荒木飛呂彦の漫画術 / 荒木飛呂彦(2015)

 

中学生の頃、「荒木飛呂彦の世界」を買いたいけれど、なかなか手が出ませんでした。結局、手元にはないのですが。手塚治虫も大好きでしたが、宮崎駿映画も好きですが、荒木飛呂彦ジョジョには何か違った魅力がありました。

本書を理解するために、最近、集中して、「ジョジョ」シリーズを読んだのもあります。3部までではさすがに、予備知識不足だと思ったので。

意外かも知れませんが、作者が自己分析するには、「ジョジョは、漫画の王道」であるということです。

荒木氏が、シャーロック・ホームズが好きなところ、洋楽好き、海外旅行好き、グルメ、ファッションに関心が深いところなど、知らず知らずのうちに、読者に影響を与えているのかも知れません。

敵キャラこそが、ジョジョの魅力であり、頭脳戦で一体一体やっつけながら右肩上がりに成長する主人公と共に、読者も成長しているかのような感覚が得られます。

主人公、仲間キャラ、敵の雑魚キャラから、ボス、大ボスまで、多種多様なキャラが登場しますが、どのキャラも魅力的で、「これ、自分自身かも」と思えてしまうのは、荒木氏の神業と思います。