Photos: ガルミッシュ=パルテンキルヒェン

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9年ほど前にドイツ南部のツークシュピッツェ山(独: Zugspitze)と、その北麓に位置するガルミッシュ=パルテンキルヒェン(独: Garmisch-Partenkirchen)を訪れた時の写真を個人サイトに掲載しました。

歴史的には冬季オリンピック開催地でもあり、作曲家リヒャルト・シュトラウスが、その晩年をこの地で過ごしたことでも有名です。「はてしない物語」などの代表作で知られるミヒャエル・エンデの出生地でもあります。

山麓には、オーバーアマガウ(独: Oberammergau)という村があり、街並みがとてもおしゃれでした。この村は、受難劇(passion play)が開催されることでも有名です。受難劇というのは、イエス・キリストが十字架刑で殺され「受難」を受ける過程に関する劇で、特に聖週に世界各地で催されていますが、10年に一度村人総出で行われるオーバーアマガウの受難劇はとりわけ有名です。受難劇の発祥については、17世紀ペストが大流行して時期に、村民たちはペストの退散を神に祈り「もし祈りが聞き届けられペストの蔓延が収まったならば、感謝のしるしとして10年に一度受難劇を上演する」という誓いを立てたところ、その後この村からペストの死者は出なかったことに由来すると言われます。