魚津郁夫著「プラグマティズムの思想」

この1月に魚津郁夫著「プラグマティズムの思想」という本がちくま学芸文庫から出ました.僕は,W・ジェームズなどのプラグマティズムに興味があったので,勉強のために買いました.プラグマティズムの代表的な人物,パース、ジェームズ、デューイ,ミード,ローティについて略歴,主著,それぞれの主張などがわかりやすくまとまっています.やはりその中でもジェームズの哲学は面白いと感じます.
プラグマティズムPragmatism)とは、実用主義道具主義、実際主義とも訳されることのある考え方。元々は、経験不可能な事柄の真理を考えることはできないという点でイギリス経験論を引き継ぎ、物事の真理を実際の経験の結果により判断し、効果のあるものは真理であるとする。20世紀初頭のアメリカ思潮の主流となり、のちにアメリ市民社会の中で通俗化され、ビジネスや政治、社会についての見方として広く一般化してきたもの。心理学者の唱える「行動主義 Behaviorism」、記号論研究者の「科学的経験主義 Scientific Empiricism」、物理学者の「操作主義Operationalism」など及んだ影響は広い。プラグマティズムの代表的な人物としてチャールズ・サンダース・パース、ウィリアム・ジェームズ、ジョン・デューイが知られるほか、心理学者のジョージ・ハーバート・ミード、さらに現代では、ネオプラグマティズムの思想家リチャード・ローティもあげられる。フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より

プラグマティズムの思想 (ちくま学芸文庫)

プラグマティズムの思想 (ちくま学芸文庫)