Entries from 2022-11-01 to 1 month

Books: 世界の中のラフカディオ・ハーン / 平川祐弘(編著)(1994)

世界の中のラフカディオ・ハーン 河出書房新社 Amazon 海外の研究者による神道の評価は、二つの流れがあります。サトウ、チェンバレン、アストンと続く日本アジア協会会員の学術研究。もう一方は、ハーン、タウト、マルローという経歴も国籍も時代も異にする…

Books: 神道とは何か What is Shinto?ー小泉八雲のみた神の国、日本 Japan, a Country of Gods, as Seen by Lafcadio Hearnー / 平川祐弘・牧野陽子(2019)

神道とは何か What is Shinto?―小泉八雲のみた神の国、日本 Japan, a Country of Gods, as Seen by Lafcadio Hearn― 作者:平川祐弘,牧野陽子 錦正社 Amazon 敗戦国である日本が戦時中に掲げた(利用した)宗教、「国家神道」。このせいで多くの日本人が世界…

Books: 岸和田だんじり祭 だんじり若頭日記 / 江 弘毅(2005)

岸和田だんじり祭 だんじり若頭日記 作者:江 弘毅 晶文社 Amazon 伝統ある「お祭り」の現場において主体(主役)となっている人で、文才のある人が日記を書いたとしたら、こういう内容になるんだと勉強になりました。元々は、内田樹氏の個人サイト(管理人)…

Books: はりま風土記の里を歩く / 播磨学研究所(編)(2009)

はりま風土記の里を歩く 神戸新聞総合出版センター Amazon 祭りのなかった3年間は、屋台蔵探しや神社巡りをしていました。姫路は車社会なので、少しの距離でも車で出かけることが前提になっています。 本書は播磨国風土記にゆかりのある地を訪ねた33コースを…

Books: 意を彫り技を刻む : 〜匠の技−播州祭り屋台の彫刻展〜記念写真集 / 姫路青年会議所地域文化委員会・企画(1996)

iss.ndl.go.jp 粕谷宗関氏の屋台彫刻の書籍は、どれも入手困難になっており、図書館などで借りるしか内容を閲覧する方法はなさそうです。 ただ、播磨の屋台、特に神輿型屋台の新調のスパンは短く、狭間彫刻や露盤も新しいものに変わってしまう場合があります…

Books: 彫 : だんじり彫刻の美 : 上地車彫刻画題考 / 兵庫地車研究会(2000)

iss.ndl.go.jp 播磨の屋台彫刻を調べる際に、狭間や露盤の題材を知らなければなりません。題目は多岐に渡り、日本史や文学、さらには三国志にあまり詳しくない私にとっては勉強を強いられる作業でもあります。 ただし、地車、山車彫刻は、世界に認められた絵…

Books: 盤珪語録を読む: 不生禅とはなにか / 横田 南嶺(2021)

盤珪語録を読む: 不生禅とはなにか 作者:横田 南嶺 春秋社 Amazon 神社の由緒を調べていると、神社と寺院の関係が深かったことをうかがわさせるエピソードにいくつか出会いました。特に、富嶋神社の氏子地区である網干区浜田にある龍門寺の盤珪永琢(ばんけ…

Books: 播磨人の気質を探る / 播磨学研究所(2007)

播磨人気質を探る 神戸新聞総合印刷 Amazon 本書、中元孝迪氏の講演「播磨「善人・悪人」ランキング」のための事前調査によれば、播磨地方の歴史上の人物で善人ベスト10と、悪人ワースト5が紹介されています。 善人ベスト10 1. 赤松円心と悪党2. 池田輝政3.…

Books: 再考・柳田國男と民俗学 / 播磨学研究所(1994)

再考柳田国男と民俗学 神戸新聞総合印刷 Amazon 柳田國男は日常の「ケ」に対して「ハレ」のカテゴリーを対比させました。「ケ」は日常、「ハレ」は祭りです。我々の生活では、この「ケ」と「ハレ」とがうまくリズムをとって繰り返しています。民俗学者・櫻井…