エミール=オーギュスト・シャルティエ

Prayer is when night descends over thought.
祈りとは思考に夜が訪れたときになされるものだ.
 Emile-Auguste Chartier (French Writer, 1868-1951)

エミール=オーギュスト・シャルティエは,フランスの哲学者。ノルマンディー地方のモルターニュ生まれ。高等師範学校卒業後、リセの教師となる。過去の偉大な哲学者たちの思想と彼独自の思想を絶妙に絡み合わせた彼の哲学講義は、学生に絶大な支持を受け、彼の教え子達の中からは、後の哲学者が多く輩出されている。ルーアンのリセで教えていた時に、アラン (Alain) というペンネームで「デペーシュ・ド・ルーアン(Dépêche de Rouen)」紙にコラム「プロポ(propos)」を寄稿しはじめる。
平和主義と反戦思想を持ちながら、46歳で、第一次世界大戦に志願して従軍。3年後に除隊してアンリ四世校の教職に戻る。
65歳で教職を退職し、83歳で亡くなるまで執筆活動を続けた。
著作『精神と情念に関する81章』『諸芸術の体系』『裁かれた戦争』『幸福論 (岩波文庫)
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