ジョニー・ウィンター / ベスト・オブ・オリジナル・ギター・スリンガー〜デラックス・エディション

ベスト・オブ・オリジナル・ギター・スリンガー~デラックス・エディション
★曲目
1. モジョ・ブギー
2. ドント・テイク・アドヴァンテージ・オブ・ミー
3. マーダーリング・ブルース
4. ジョージア
5. グッド・タイム・ウーマン
6. サード・ディグリー
7. ブローク・アンド・ロンリー
8. マスター・メカニック
9. ライツ・アウト
10. バッド・ガール・ブルース
11. ルート90
12. ナッシング・バット・ザ・デヴィル
13. イッツ・マイ・ライフ・ベイビー
14. キス・トゥモロー・グッバイ
ジョニー・ウィンターが,60年代後半から70年代初期にかけての空前のギタリスト・ブームの中,100万ドルの契約金でメジャー・デビューしたことは有名な話です.
ジョニー・ウィンターのプレイ・スタイルは,ガナりたてるヴォーカルと共にトラディショナルなブルース・リフをディストーションのかかったアンプで増幅させ,ロック的なスピード感をもって演奏します.
白人ブルーズギタリストということで個人的にはどうしてもSRVと比べがちでしたが,ジョニー・ウィンターにはジョニー・ウィンターの良さがあり,今となってはSRVと比べて聴くことがバカらしくなっています.しかし敢えて比較するなら,SRVはロック色が濃く,ジミヘンやモダンブルーズのギタリストのエレキギターで弾くブルーズからの影響をもろに感じますが,ジョニー・ウィンターは割合オーソドックスなモダンブルーズ以前のアコギで弾くようなブルーズからの影響を感じさせます.また,ギター奏法としては,親指にギブソンのサムピックをはめて親指・人差し指・中指の3フィンガーで演奏していることも彼のスタイルを顕著に表していると思います.