チャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」 / カラヤン,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

チャイコフスキー:交響曲第6番
★曲目
1. 交響曲第6番ロ短調op.74「悲愴」
2. 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
★高校時代はロックとかメタル一辺倒だった僕は,当時はクラシックに憧れを持ちつつ色々聴いてみては,やっぱりメタルだよなと決め込んでいました.
高校時代に髪を切ってもらっていた床屋のマスターが,クラシック好きなようで,店内はいつもクラシックが流れていました.
ある時,僕は変な質問をしてみました.「もっと気合の入ったクラシックってないですか?こう,なんていうか,悪魔に心を奪われたみたいな.パガニーニとかそういうとこあると思うんですけど,他の音楽家ではそういう曲はないですか?」と.
普段からあまり口をきかない学生の客が突然に,クラシックの話題をしたからか,マスターはちょっと困っていました.僕も変なことを聞いてしまったなと恥ずかしくなって,テンパってしまって,もしかしたらその後何か流してくれたのかもしれないけど,その後の会話をよく覚えていません...
まあ,出会わないときって出会わないんだと思います.「準備のできていない人を幸運は救わない」って名言がありますが,例え出会ってたとしても,気づかないか,心に響かないかだと思います.そう考えると僕は準備ができていなかった.
かなり前振りは長くなりましたが,そんな固定観念を大きくパラダイムシフトしてくれた楽曲があります.それは,”ブラームス交響曲第1番ハ短調作品68”と”チャイコフスキー交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」”です.
いや,なんていうか,ただ,チャイコフスキーの「悲愴」を紹介したかっただけなんです.本当にすごいですよね.この交響曲.そこらへんのロックやメタルよりもはるかにヘヴィだと感じます.