リチャード・ボナ


(写真は,http://www.bonatology.com/より)
★少し前にマイク・スターンのアルバム「these times」を買って以来,主にクルマの中で聴いているのですが,もうすっかりマイク・スターンの虜になってしまいましたと言いたいところですが,ゲスト参加しているベーシストのリチャード・ボナの演奏の虜になってしまいました.
リチャード・ボナは,ヴィクター・ウッテンやマーカス・ミラーとは違った演奏をします.ヴィクターやマーカスよりも,ジャコ・パストリアスに近いフィーリングを持っていると個人的には感じています.例えば,マーカスのプレイは,都会のジャズ・ミュージシャンの中で洗練されたとても協調性のある,そしてポップな要素も取り入れるセンスを持ち合わせているように聴こえます.ヴィクターは,やはりファンキーな演奏が得意だと感じています.しかし,ボナのプレイは,もっと一人で演奏が好きで,海岸や広い草原で,ゆったりと風をリズムに演ったって感じがします.ボサ・ノヴァやブラジルの音楽からの影響も感じます.
リチャード・ボナは,アフリカのカメルーン出身で,20代にパリに渡り音楽教育も受けるようになり,ジャズ・ミュージシャンと活動するようになりました.その後,ニューヨークに拠点を移し.デイヴィッド・サンボーンジョー・サンプルらと「S.S.B.B.バンド」を組みワールド・ツアーを行ったり,パット・メセニー・グループに加わり,"Speaking Of Now"に参加し世界ツアーにも同行しました.もうすっかり売れっ子ベーシストなんですが,ソロ・アルバムには,アフリカン・テイスト溢れる曲が盛りだくさんのようなので,ぜひ聴いてみたいと思うこの頃です.
Official Site→http://www.bonatology.com/
日本のファンサイト→http://bona.gozaru.jp/
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