ブルーノート京都

たまにふと自分は無趣味なんじゃないかと思うことがあります。なぜなら、何かはっきりと「モノ」が残っていたり、「数字」が残っているわけではないからです。音楽のライヴ演奏を聴くことは一回性のもの、すなわち、その場、その時限りのものです。どんなに感動しても、その後、「すごかったよ!最高だったよ!」と他人に伝えようとしても、なかなか伝わりにくいものがあります。
音は空気のように形がないためなのか、定期的に入れなければならない自転車のタイヤのように、お腹いっぱいに詰め込みたくなります。
今夜は京都で最も古いジャズのライヴ・ハウスである「ブルーノート京都」に行ってみました。ジャズ・バーは、大阪の帝塚山ラグタイム」、心斎橋「St. James」、神戸ジャズストリートで何軒か訪れたことがあります。
今夜も、やっぱり、感動を上手に文字にすることは難しいと感じます。たぶん、そのときの様子を高画質・高音質で記録して改めて部屋で聴いてみても、その時の感動とはまた違うんだろうなぁと思います。しかし、敢えて言います。「最高でした」


KEIZO NOBORI (ts) Quartet
MEM: 登 敬三(ts) 其作 元総(gt) 木村 知之(b) 光田 臣(ds)