2日から京都伊勢丹の美術館「えき」で開催されている中右コレクション 四大浮世絵師展を観にいきました。
「浪富士」や「赤富士」に代表される葛飾北斎の富嶽三十六景で描かれた当時の日本の田園、山、海の風景、また歌川広重の東海道五拾三次で描かれた江戸の街や川や豪雨の様子を観ると、自然の中に点や線のように人が描かれていることに改めて日本人らしさのようなものを感じました。
北斎や広重が描いた当時の日本の風景は、現代的な意味では「何もない」と言えるかもしれませんが、今の日本が失いつつあるものがあったように思えます。
富嶽三十六景・駿州江尻 葛飾北斎
東海道五拾三次・四日市 歌川広重
名所江戸百景・亀戸梅屋舗 歌川広重