★曲目
1. Lover, You Should Have Come Over
2. Dream Brother
3. Eternal Life
4. Kick Out the Jams
5. Lilac Wine
6. Grace
7. That's All I Ask
8. Kashmir
9. Je N'En Connais Pas la Fin
10. Hallelujah
11. What Will You Say
★自転車を少しこいでも汗ばむ季節になってきました。家に帰って、ふとジェフ・バックリィの曲を流すと、乾いた大地に水が浸み込むように、すっと入ってきました。あまりに心が乾いたためなのか、少しの間、感傷的な気持ちになってしまいました。なぜか自分の中ではジェフ・バックリィは夏です。しかも夜です。
30歳の若さで亡くなったジェフ・バックリィ。90年代でもっとも将来を嘱望されたアーティストのひとりであったにもかかわらず、1997年ミシシッピ川で泳いでいた際に溺死。カート・コバーン同様に双極性障害を患っていたとも。奇しくも、父、ティム・バックリィも28歳の若さでヘロインのオーバードーズで亡くなっています。シンガーソングライターとして有名だったティムの写真を見るとジェフとそっくりなことに驚きます。息子ジェフの方が声は綺麗だと思うものの、親子の「持調子」はそっくりです。ジェフの演奏を聴くたびにその不幸を恨む気持ちになるのですが、ティムの演奏を聴いてゆけば少しの間はその気持ちがごまかせそうです。
