幼稚園の同窓会

幼稚園の同窓会ってめずらしいと思いませんか。便りが来たのは今年の年明けでした。同級生3人の方が企画をしてくださいました。なにしろ25年も会ってないわけですから、名前は覚えているけど、顔を見てもわからないんだろうなぁって思っていました。


いざ会ってみると、やはりわかりませんでした。同級生は、1クラス約20名で2組、3年間保育ですので、6名の担任の先生にお世話になったことになります。結局集まった卒園生は8名、来ていただいた恩師の先生は3名、そして当時お世話になったシスター1名の合計12名でした。でも、思い出話をしているうちに、だんだんと記憶が蘇ってきて、話が盛り上がりました。


シスターのご厚意で幼稚園と教会も案内していただけることになって、25年ぶりに学び舎を訪れました。僕らが卒業してからまもなくして改築されたのもあって、当時の面影を残すのは、いま半分倉庫として使われている当時の体育館だけで、教室、グラウンド、体育館、教会も、みんなとても綺麗になっていました。


ここで記憶を整理してみたいと思います。
●いまでも覚えていたこと
・クリスマスのお遊戯会で神様役をした
・母親が働いていたため、朝は実家からスクールバスにのり、帰りは母の祖父母の家に帰っていたこと
・遊戯のアーチから飛び降りて、右腕を骨折したこと
・男の子とふざけて、女の子のスカートめくりをしたこと


●今回同級生や恩師、そして幼稚園を訪れることによって思い出したこと
・スクールバスの中で、バスの運転手さんにカセットテープを流してもらうようによくお願いしていたこと
・年長クラスの担任の先生が大の阪神ファンだったこと
・同じ町出身の人が自分も含め8人もいたこと
・母がバザーのときはケーキやお菓子を作っていっていたこと
・休みの日に友達の男の子と自転車で隣町まで遠出して、ひどく叱られたこと
・年に一度お芋さん掘りをしていたこと
・昆虫が大好きだったこと


ぼくはキリスト教への信仰は持っていないのですが、なぜかお祈りをしたいと思いました。シスターがそれでもいいよと言って下さったので、日曜日のミサに参加させていただきました。実はこの日は、朝には仏壇に手を合わせから家を出てきたのです。自分の変わっていないところがあるとしたら、そういうところなんだろうなぁって思いながら、光の中に包まれたいたころの記憶に浸っていました。祈ることそれ自体に意味があるような気がしました。


P.S.
園長先生の名前でネット検索をしていたら、先生のことを紹介されたページがありました。”生き方が美しい”、こんな方と3年間接していたのだと思うと、胸が熱くなりました。




















当時の面影を残すのは、いま半分倉庫として使われている体育館です。