フランスのAlcestというバンドは、ポストロック(オルタナティブ)を深堀りしているときに知りました。Bastards!(バスターズ!)というメタル系雑誌のデスコア特集別冊でも取り上げられていて、ブラックメタル界でブラックゲイズというジャンルの先駆的存在になっているそうです。Alcestは、バンドというより、ステファン”ネージュ”ポーというマルチプレイヤーのプロジェクトといっても過言ではありません。本雑誌のインタビューを読む限りでは、ネージュ本人は、シューゲーズという音楽性を意識したこともなく、ルーツにもないということですから、驚きです。今回の新譜のタイトル「Spiritual Instinct(霊的直観)」は、彼の宗教の枠組みに囚われない、もっとプリミティブな信仰心(霊性、スピリチュアリティ)について熟考したり、日々の生活で感じたりするを基調にして音楽を創作されたことから付けられました。アルバムジャケットは、ギリシア神話のスフィンクスがモチーフになっているそうです。ネージュの思うスピリテュアリティを象徴していると感じ、採用したそうです。個人的には、絵のタッチがフランスっぽいと感じました。クリムトにも近いように思います。僕も霊的な直観力で(?)、レコードを購入しました。
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