フランク・ザッパ

どんなジャンルにでも「二番煎じ(物真似)」と呼ばれるものがあって,一流と呼ばれるミュージシャンは,やはりそれなりのものを持っていたりする.一方で,どのジャンルにも属さない,マイ・ワールドを確立しているミュージシャンもいる.マイ・ワールドの代名詞的存在が,フランク・ザッパだ.ジャズ,ブルーズ,クラシック,ロック,ポップ,なんとでも形容できそうだけど,どれでもない.唯一無比のザッパ・ワールドが繰り広げられている.フランク・ザッパは,非常にたくさんの音源を世に出しているので,僕は全部どころか,数枚のCDしかまだ聴いていない.そんな中でも一般的に評価が高いアルバムを紹介しようと思う.「Hot Rats(1969年発表)」というアルバムだ.このアルバムは,ジャズとロックの間くらいの雰囲気だと思う.カラフルだけど,どこか怪しさもあったりする.芸術性が強すぎて,聴いてて疲れると思う人もいるかもしれない.しかし,はまったら抜けられないかも.

Hot Rats

Hot Rats