京都国際会館へ京都賞受賞者,サイモン・レヴィンのワークショップを聴きに行った.講演は午後からだったので,朝早く家を出て京都の洛北を逍遥をした.寺院を三つ拝観した.
詩仙堂,圓光寺,曼殊院とまわった.もちろん一人で歩いたのだが,本当に心洗われる思いがした.「何かを得た」とか,「何かを見た」といった物欲的な感覚ではなく,「雰囲気に浸る」,「環境が,私を<私>にさせてくれた」といった感覚だった.一人で歩く,すなわち「逍遥する」ことは,非常に贅沢な時間の過ごし方であるが,自分にとってはなくてはならない時間をとりかただ.
午後からの講演の方も,非常に有意義な話ばかりだった.生態学において最先端の研究はどのようなものか,あるいは研究者達はどんなことを考えていて,これからどんなことに挑戦しようとしているのかを知るだけでも非常に刺激になった.
写真:http://www.eonet.ne.jp/~guttata/rakuhoku.htm
- 作者: サイモンレヴィン,Simon A. Levin,重定南奈子,高須夫悟
- 出版社/メーカー: 文一総合出版
- 発売日: 2003/10
- メディア: 単行本
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