何のために生きるのか〜全体性と無限 / レヴィナス

全体性と無限 (上) (岩波文庫)全体性と無限〈下〉 (岩波文庫)
昨日の夜はサッカーで大盛り上がりでしたね.でも負けてしまったようで残念です.僕はD論の作成に追われているのでTVを見る暇もなく静かに下宿先の部屋で勉強していました.そしたら,近所の人たちはみんなサッカーを観ているのか,突然,わぁ〜とか,キャーとかって声が上がるので,どんな状況なんだろう!?って少し気になりました.
寝る前にレヴィナスの「全体性と無限」を読みました.ベルクソンを読んでいると自分というものが強く意識され,他者との関係性というものは二の次といった思考をしてしまいます.しかし,自問自答していて,見つかるものと見つかりにくいものがあるような気がしています.
レヴィナスを読んで,「他者」との関係性について考えさせられ,「何のために生きるのかと自問自答しても答えは見つからないよ」って言われているような気がしました.自分のために生きているだけでは,同じものや似たもの同士の集団に埋もれて,閉じてしまうだけであると書いてあるような気がしました.他者からの問いかけによって,自分は新しい自由を手にして新しい答え方を考えられるようになるんじゃないかって.