食と農の経済学―現代の食料・農業・農村を考える

食と農の経済学―現代の食料・農業・農村を考える (MINERVA TEXT LIBRARY)
★研究室の学生が講義で使っているのを見て僕も勉強しないとなと思い読んでみました.
食の「外部化」が進展した背景として,
・女性の社会進出に伴う家事労働の簡便化ニーズの増大
核家族化や少子化,高齢者・単身者世帯の増大
が挙げられています.
このような背景から,「惣菜製造業,冷凍調理食品製造業」などの伸びが顕著になったとのことです.


一方で,食の「安全・安心」に対する消費者の意識の高まりを背景として,食品の生産・流通情報を追跡・開示するシステム(トレーサビリティ)が注目されています.しかし,その反面,コストの割にその販売促進に効果が期待できないとの声も聞かれており,量販店のトレーサビリティ熱はこのところやや沈静化しているのが現状であるとのことです.


食に関する物流についてもっと基礎知識を増やしていきたいところです.最近は,環境への配慮もあいまって,非常に複雑になっているような気がします.