瀬戸内の初日の出

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。


晦日、正月は広島県福山市鞆の浦(とものうら)で過ごしました。天気の方がどうなるかと思っていましたが、幸運にも綺麗な初日の出を観ることができました。


今年も良い年になりますように。





日の出前の瀬戸内の海が、一年の始まりを告げる太陽の光を綺麗に照らし返すのを待っているかのように、その水面は穏やかで、波と風が凪いでいました。このあたりは大小様々な島が点在していて、とてもノスタルジックな雰囲気です。



風光明媚な鞆の浦(とものうら)は、広島県福山市の沼隈半島の先端にある港町です。かつては、山陽地方における仏教の布教の拠点でもありました。南北朝時代以来、幾度も戦闘があり、戦国時代には毛利氏が城を構え、室町・安土桃山時代には足利義昭織田信長打倒の機会を窺った場所としても知られています。



この街は、かつて坂本龍馬達が立ち寄るなど、歴史的な人物とゆかりの大きい場所としても有名です。幕末〜昭和初期の街並みが、広範囲にわたってそのまま残っていました。太田家住宅と、太田家住宅朝宗(ちょうそう)邸には、幕末に長州派の公卿だった三条実美ら7人の公卿が、京都で長州藩薩摩藩会津藩徳川慶喜連合軍と戦って破れ、禁門の変によって西に追われた「七卿落ち」のときに滞在した場所と言われています。



平山郁夫美術館
うちの母が平山郁夫の絵画の大ファンということもあって絵画鑑賞にいきました。過去には、奈良薬師寺の壁画も観にいったことがあります。この美術館では、平山氏の幼少期の絵から大学(東京芸大)時代までに描いた絵を観ることができました。その中でも、広島の原爆前後に描かれた絵を観ると、今の平山さんの創作活動の大きな転機になったんではないかなぁと感じました。

http://www.hirayama-museum.or.jp/


耕三寺
平山郁夫美術館の隣にあるのが、”西の日光”と呼ばれる耕三寺です。時間があったのでまわってみましたが、なんとも独特な雰囲気で、いわゆる”古寺”とは言いがたく、エンターテイメント性の高い場所でした。丘の上には、真っ白な大理石で作られた公園があります。



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