この人この世界 2008年2ー3月 (NHK知るを楽しむ/月)
★目次
第1回 人を殺すことはなぜ許されないのか〜ドストエフスキー『罪と罰』
第2回 入り口も出口もない物語〜ドストエフスキー『白痴』
第3回 「神のまなざし」を奪う者〜ドストエフスキー『悪霊』
第4回 魂の「大地」〜ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
第5回 破滅した革命詩人〜マヤコフスキー
第6回 独裁者への崇敬と憎悪〜ブルガーコフ
第7回 権力と芸術の攻防〜エイゼンシテイン
第8回 譜面のなかの「二枚舌」〜ショスタコーヴィチ
★NHK教育テレビで、2008年 2月11日（月）から毎週月曜日に8回にわたり放送される番組「知るを楽しむ この人この世界 −亀山郁夫 悲劇のロシア−」のテキストです。第1から4回目までは、ドストエフスキーの主要な著作4つについての読み解きが行われています。
今までドストエフスキーの著作を論評した書籍はいくつか読んできましたが、どうしてもリアルさを感じなかったです。しかし、最近になって、亀山郁夫さんの切り口を通して見てみると、いっきに物語の内部に潜むものが立ち上がり、現実の世界と、はたまた一部自分が漠然と考えてきた問題と強く関係して、リアルなものに感じられるようになりました。
→番組のHP
