Impressions / Kenny Drew Trio

パリ北駅着、印象
★曲目
1. パリ北駅着,印象
2. イブニング・イン・ザ・パーク
3. カフェ・フローラ
4. 枯葉
5. ノー・グレイター・ラブ
6. マイ・シップ
7. ルージュ・ブルース
8. モーニング・ミスト
9. ラスト・タンゴ・イン・パリ
10. 追憶
★パーソネル:Kenny Drew (p), Niels-Henning Ørsted Pedersen (b), Alvin Queen (d)


★「結局、ただ自分はビル・エヴァンスの面影を探しているにすぎないのかもしれない」 これがケニー・ドリュー・トリオを初めて聴いた時の印象(インプレッション)です。
ケニー・ドリューは、ニューヨーク生まれですが、アメリカでは実力の割には過小評価されていたそうです。'61年にはヨーロッパに渡り、最初はパリに落ち着き、'64年からはコペンハーゲンに居をかまえました。徐々にヨーロッパで注目されるようになり、日本のジャズ・プロデューサーの目に留まったのをきっかけに全面的に開花しました。しかし、発表されている音源も少なく、残念なことに'93に亡くなられています。
このアルバムは「パリ北駅着、印象」という邦題がつけられており、パリにちなんだ曲が多く取り上げられています。どの曲も魅力的なメロディがあり、聴いていると自然と気持ちが軽くなります。決して、遠くまで音を響かせようとするタイプではなく、街行く人がふと耳を傾けてくれればいいかなといった感じで、内省的で繊細な演奏です。自分はこういう演奏のスタイルが一番好きだなぁ。
ちなみに、一度ここでもソニー・ロリンズとの共演を紹介しました。


St. Thomas



Danish Traditional