シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」

シューベルト : 交響曲第9番ハ長調「ザ・グレート」
★曲目
1. 交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレート」
交響曲第9番ハ長調 第1楽章
交響曲第9番ハ長調 第2楽章
交響曲第9番ハ長調 第3楽章
交響曲第9番ハ長調 第4楽章
2. 「ロザムンデ」序曲


★「ウィーンのコーヒーハウスで友達とワインでも飲みながら、語り合っているロマンティックシューベルトがいる」
先日放送のN響アワーでの指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットさんのシューベルト交響曲第8番「グレイト」(→番号付けについて)の指揮、そして各楽曲の前に語られた解釈はとても魅力的でした。シューベルトをさらに等身大の作曲家だと感じる機会になりました。
歌曲「旅人の夜の歌」や「冬の旅」を聴いてみて、シューベルトからとても人間臭い部分を感じることができました。交響曲第8番からもそういったものが感じられます。
これは個人的な感想ですが、シューベルトを聴くと、ブラームスの音色が想起される場面があります。分厚い音符、、ロマンテイスト、、山中を放浪する旅人、、森を抱き、森に抱かれた男、、そんな共通項が浮かんできます、、、
特に第4楽章では、「友達とワインでも飲みながら、語り合っている」と解釈したブロムシュテットの指揮の方は、まさにシューベルトが楽しそうに仲間たちと肩を組んで飛び跳ねているように聴こえてきます。僕も先日からこの第4楽章ばかりリピートして聴いています。


ただ、ここで紹介しているのは、レヴァイン指揮、シカゴ交響楽団のものです。指揮者によって解釈が異なるので、必然的にテンポや音の強弱などの聴こえ方も変わってくるものです。
指揮者による違いが気になりだしたら、ちょっと大変ですね。今までは公共の図書館でクラシックCDは全部借りていたので、有名な作品は一通りはあるものの、同じ交響曲を指揮者違いによってまでは揃えていません。これでは、いくらお金があっても足りません。