高瀬川・鴨川の桜(新京極通・寺町通)

今日は本当に花見日和でした。人が増える前にと思い、朝早くから鴨川・高瀬川沿いを歩きました。それにしても、日本では新年度が桜咲くこの季節に始まるように設定されたのは、わかるような気がします。


今回の散策ルートは、鴨川→高瀬川瑞泉寺→錦天満宮蛸薬師堂→誠心院→誓願寺→矢田寺→天性寺→本能寺 でした。


高瀬川






鴨川






瑞泉寺
秀吉の養子、秀次が弔われている寺です。秀次は関白にまでのぼったにも拘らず、秀吉に秀頼が生まれたがために秀吉から疎んじられ、秀次を含む妻子ら三十人がこの地で惨殺されたという悲話が伝えられています。境内は掃除が行き届いていて、たくさんの花が植えられています。とても綺麗ないいお寺です。



本能寺
本能寺といっても、明智光秀織田信長を襲撃した、いわゆる「本能寺の変」の場所ではなく、信長死後、豊臣秀吉によってここに再建されました。信長が自刃した場所は中京区の元本能寺町にあります。法華宗の寺で、本堂の裏手に信長の本廟があります。



信長本廟



誠心院(和泉式部寺)
恋多き人生を送った和泉式部が晩年、尼僧になり、この小庵で暮らしたと伝えられています。



矢田寺
起源の古い寺です。大和国金剛山の別院として845年に五条坊門に創建され、その後、この地に移転されました。



誓願寺
もともとは南都六宗のひとつ三論宗の寺でしたが、法然が参篭したときに、当時の住職が浄土宗に改宗しました。



蛸薬師
病母に精力をつけてもらおうと、蛸を買った僧侶が、箱の中にナマモノを飼っていると咎められ、一心に念じてからふたを開けてみると蛸が薬師経に変っていて、それをきっかけに母の病気も治ったという逸話から、このような名前がつけられたそうです。庶民的な雰囲気の寺構えです。