南禅寺

今日は雨降りだったので、出かけるのをやめようかとも思いましたが、逆に雨が降っていても風情があるところと考えて、すぐに思いついたのが琵琶湖疏水でした。南禅寺から銀閣寺への道をしっとりと歩きました。


今回の散策ルートは、南禅寺(金地院・天授庵・南禅院)→永観堂→(哲学の道)→若王子神社→光雲寺→大豊神社→霊鑑寺→安楽寺法然院銀閣寺→浄土寺→八神社→(哲学の道を戻る)→南禅寺→西福寺→平安神宮 でした。


南禅寺
臨済宗の総本山です。臨済禅は鎌倉時代室町時代に多くの武家によって信仰され、金閣寺に代表される北山文化銀閣の東北文化がおこりました。
法堂の天井には今尾景年翁崋生作の龍が舞っています。金地院、南禅院、天授庵、永観堂も拝観したかったのですが、今回は南禅寺の方丈だけにしました。ちなみに、永観堂は、みかえり阿弥陀像が有名です。天授庵は、三島由紀夫金閣寺の中で描かれていますね。


京都三大門と言えば、南禅寺知恩院東本願寺御影堂です。これで全部訪れたことになります。石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」という名台詞を吐いたことでも有名です。






南禅寺方丈庭園(虎の子渡しの庭)
巨石の姿から「虎の子渡しの庭」と呼ばれます。襖絵の狩野探幽筆の「水呑みの虎」も鑑賞しました。



水路閣琵琶湖疏水の水道橋)
明治時代に廃仏毀釈の風潮の中でこのローマ時代風の水道の建設が強行されました。ガイドブックの写真で初めて見た時は違和感を感じたのですが、実際に見てみると水道も水道でいい味が出ていて、なんとなく背景に溶け込んでいるように思えました。時の流れは不思議なものです。



インクライン(傾斜鉄道)



哲学の道
一度歩いたことがありますが、今日はほとんど人気がなく、ほんとうにもの思いに耽るのにはもってこいだなぁと思いながら歩きました。



八神社
今回のゴール地点です。銀閣寺前の雑踏が嘘のように感じられます。



平安神宮