指揮者のチカラ。/ エスクァイア2009年1月号

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★年末だからか、秋・冬だからか、クラシック音楽に関する話題が自然と目に、耳に飛び込んで来るような気がします。今年は指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの生誕100年ということで、エスクァイア2009年1月号で特集が組まれていました(でもなぜ今頃なんでしょうか)。音楽評論家の黒田恭一さんが文章を書かれています。音楽媒体がSP、LP、CDへと発展し、オーケストラのスタジオ録音も増えてゆく中で、カラヤンは聴衆の存在をどんな時も強く意識していたと解説されています。


これは勝手なイメージですが、カラヤンはナルシストで完璧主義者。そういうイメージがあります。ちなみに、カラヤンのカラはテュルク語で「黒」を意味するそうです。カラヤンと言えば、ブラームス交響曲第1番です。この曲のイメージにあっています。一方でメロウな4番は、小澤征爾さんの指揮のものが好きです。


その後の<街のオーケストラに行こう!>では、日本の有名な23のオーケストラが紹介されています。自分が交響曲を聴いたのは大学のオケが初めてでしたが、やっぱり生演奏を体験するのとしないのでは違うなと思います。日本のクラシック・ファンの人口も「のだめ」の影響で少し増えたとも聞くものの、全体としてはまだまだ少ないのではないでしょうか。日本のオケの通常の定期演奏会であれば、2000円〜3000円くらいが相場だと思うので、ためらっている人がいれば一度行ってみればと思います。僕はこんな値段でこんな素晴らしいものが聴けるなんてといつも感動しています。学生オケでもそう思います。



Karajan - Live In Tokyo '81 - Brahms Symphony 1 - Part 1



Karajan - Live In Tokyo '81 - Brahms Symphony 1 - Part 2