小林秀雄講演第二巻と第四巻

小林秀雄講演 第2巻―信ずることと考えること [新潮CD] (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 2巻)
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昭和49年 鹿児島霧島
CD1:
1 ユリ・ゲラーの念力
2 ベルグソンの哲学
3 近代科学の方法
4 魂について
5 文学者・柳田国男
CD2:
1 信じることと知ること
2 なぜ徒党を組むのか
3 質問の方法
4 「考える」ということ
5 日本の神道
6 親と子
7 歴史は鏡 
8 感受性は育つ 


現代思想について―講義・質疑応答 新潮カセット文庫 小林秀雄講演 別巻
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昭和36年 長崎県雲仙
CD1:
1 横丁の隠居
2 年には功がある
3 合理的思想のバカらしさ
4 ユングの見た「これこそ老人」
5 精神と肉体の関係
6 ベルグソンフロイトの不朽の名作
7 娘がワニに食われた話
8 太陽は美しい
9 「人生」の考え方
CD2:
1 魂は存在している
2 なぜ哲学を勉強しないのか
3 「いつか宣長を書こうと思っている」
4 私の宗教観
5 女遊びよりたのしい「学問」
6 教師は必ず”現れる”
7 直覚から分析への道


★高いからといって買い惜しみせず、もっと早い時期にこの講演のCDを聴いておけばよかったと後悔しました。こういう頭のいい人の話というのは、やっぱり、なんと言いますか、言葉に魂が宿っているというか、芸術作品を鑑賞しているような気になります。資料も何も用意せずに話して、これだけの完成度になるというのは、やっぱり凄いんだと思います。日ごろからその思考が身に染み込んでいるのだろうと思います。ある意味では自分も見習うべきだと思いました。
雑事にまみれた日常の中でも、何でもいいんですが”ああそうなのか”と非常に納得できる瞬間ってたまにあります。そうするととても嬉しくなって世界が明るくなったように見えます。小林秀雄さんの講演はそのコンク(濃縮液)のようなものです。自分も曲がりなりにもベルグソン小林秀雄さんの著書も一時期読んだことはあるものの、またそれとは違ったものがあるように思えます。
他の巻も少しずつ聴いていこうと思います。
新潮社HP:http://www.shinchosha.co.jp/mediashitsu/kobayashi/