大原野から西山の山中へ赴く

自転車で大原野まで行ってきました。久しぶりに斜面を登りました。桂昌院ゆかりの寺として有名な善峰寺は山腹にあり、ハイキングにはもってこいの場所です。姫路の書写の圓教寺を思い出しました。大原野神社も境内までのアプローチが美しく、西行ゆかりの勝持寺(花の寺)も赴き深かったです。
東山に対してこの辺は西山と呼ばれます。西方浄土の考え方では、少し西にあることから、早く極楽浄土へ行けると考えた人もいたようです。
今回ふと、林床の小径を歩くことと、坐禅で瞑想しているときの状態と似ているなと感じました。坐禅をしている様子は、まっすぐ天に伸びてそびえ立つ大木になるようなものだという印象を持つようになりました。


善峰寺
西国20番札所。1029年に源算が創建しました。その後、1034年には後一条天皇から「善峯寺」の寺号を受け、鎌倉時代初期には慈円が住したこともありました。青蓮院から多くの門跡が入山したため「西山門跡」とも呼ばれました。応仁の乱に巻き込まれて伽藍が消失したのち、江戸時代になってから桂昌院の寄進によって再興されました。







































十輪寺
在原業平がこの寺に隠棲したと伝えられています。









大歳神社



大原野神社
奈良春日社(現在の春日大社)から勧請を受けたもので、京春日(きょうかすが)の別称があります。
この神社の境内では「にしやまの音楽会」というものも開催されているようです。












勝持寺
奈良の春日神社(現・春日大社藤原氏氏神)の分霊を祀ったという由緒があります。ここも江戸時代には桂昌院の帰依を受けたそうです。西行ゆかりの寺として有名です。






正法寺