古本屋で、ペーパーバックを見かけるとついつい買ってしまいます。神戸大学六甲キャンパス近くの口笛文庫は、かなりの頻度でよい洋書に巡り会います。
タイに思いを馳せながら、三島由紀夫のThe Decay of the Angelを読みました『豊饒の海』の第四巻が『天人五衰』です。
当時は、今みたいに、気軽にタイへは旅行に行けなかったでしょうし、仏教や唯識論について文献を調べた上で物語を組み立てるという三島由紀夫の博学さと芸術的センスに圧倒されます。学者としての三島由紀夫と、芸術家としての三島由紀夫の両面が感じられる傑作ですね。小説として読むなら、村上春樹さんのこといろいろ批評あるみたいですけど、三島由紀夫の小説もかなりぶっとんだところありますね。現実と夢、記憶、想像の非現実の世界の境目があいまいになってくる感じは、春樹小説に限ったことではなく、谷崎潤一郎でもあります。極端にまで非現実世界に入り込んだ登場人物たちの行為と心理を徹底的にリアルに描き出そうとする努力が、ひしひしと感じられました。
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