The Tudors Complete Season 1 - 4 / チューダーズヘンリー8世 背徳の王冠[DVD][Import]
- 発売日: 2014
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イギリスの大河ドラマといえばいいんでしょうか。良くも悪くも名を馳せたヘンリー8世の物語。いわゆる、「王様」のイメージはヘン八さんから来ているのでしょうか。ワンマン経営者、独裁者、野心の塊、無慈悲、利己的。日本の武将でいうと、織田信長タイプでしょうか。才能に溢れた人物ですが、ゆえに残酷な部分も多く、このドラマでも闇の部分が強調されて描かれているので怖いですね。
今のイギリスがあるのは、少なからずヘン八さんがその基礎を作った影響もあるでしょう。宗教(ローマ・カトリック教会からのイングランド国教会の分離)、王政(薔薇戦争の後の危うい平和のもとでのテューダー朝の存続、6人の妃との結婚離婚)、外交(フランスおよびハプスブルク家との関係)、軍事(王立海軍の設立)、財政(修道院の解散とその財産の没収)など、改革的なことを力ずくで行なっていきます。たくさんの血が流れました。民主主義という言葉のかけらもありません。「ジェントルマン」ではない人たちの物語です。
これだけ書いておきながら、見入ってしまうのは、どうしてでしょうか。ドラマって、人のドロドロしたところ描くところありますよね。小説とTVドラマって、似て非なるものと思います。TVドラマの方が、アングルを変えやすく、いろんな立場から人間関係を瞬時に切り替えられるので、主人公について多角的に見やすいように思います。
特に、トマス・クロムウェルのロンドン塔での処刑が酷かったですね。どこまでも忠実なクロムウェルに同情すらしてしまいました。ワンマン社長に有能な幹部が振り回されるというのは、どこの組織でもありそうです。愚痴を言う相手がいなかったのが、クルムウェルの孤独な一面でした。最後は幻覚症状も見えていましたから。ヘン八さんのすべての罪を一身に重荷として背負わされた結末です。
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