Music: No One Sings Like You Anymore, Vol. 1 / Chris Cornell (2020)

 

ボーカリストとして好きなミュージシャンを挙げなら、上位5位以内に入るのが、クリス・コーネルです。

サウンドガーデン時代が一番好きで、ソロの初期の作品もいいと思います。
2017年に亡くなっちゃったけど、彼の声は不滅です。

クリス・コーネルが当時自分でどれくらい意識していたかはわかりませんが、歌唱力だけに注目するなら、ロック史上でも指折りの美声だったと思います。グランジミュージックの枠に収めておくのはもったないと思うほどです。実際にソロになってからも弾き語りのスタイルで、名曲をカバーしたりして、ライブでは盛り上がっていた様子を見ると、彼の声のファンは多かったんだと思います。

サウンドガーデンのように無骨な音楽を聴いていると、何も失うものはないと思えるほどに底知れないエネルギーを感じるのですが、その反面、彼の内面はとても繊細だったのかもしれません。