Books: キノコとカビの生態学ー枯れ木の中は戦国時代 / 深澤 遊(2017)

 

しいたけのホダ木をホームセンターで買ってきたので、キノコのことを少し勉強中です。

菌類の体の基本構造は「菌糸」と呼ばれる直径10 µm程度の微小な糸状の構造です。キノコというのは、一部の菌類が有性生殖を行う際に形成する、胞子を生産・散布するための構造のうち、特に大型にものの呼び名です。

シイタケにとっての害菌は、55種いるといいます。枯れ木に生える菌類は樹種により大きく異なり、シイタケのホダ木には、落葉性のコナラ属のコナラやミズナラクヌギなどの樹種が使われることが多い。シイタケの原木栽培では、シイタケ菌糸をホダ木に植え付けてから1年から1年半後には最初のシイタケが収穫ができます。

シイタケ栽培で特に問題になるのがトリコデルマ属の菌類です。このカビの菌糸は抗菌物質を生産してシイタケ菌糸の成長を阻害するだけでなく、シイタケの菌糸に取り付き、菌糸分解酵素を分泌してシイタケ菌糸を溶解させてしまいます。

 

 
 
 
 
 
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