金は天下のまわりもの

今年度は,研究室のゼミのうち3つに参加する.先生方が参加する公式のゼミが2つ,学生主体の自主ゼミが1つと.2週間に1回は,発表もしくはレフェリーが当たるので忙しい.しかし,一人の人間に与えられた時間は24時間と平等なのだ.また,僕に関しては自分のことだけ(研究,就職活動やアルバイト)を考えていても生きられる身分でもある.よって,割り切ってうまく時間を使い分けないといけないし,無駄をなくして効率よく生活しなければならない.結果として,アルバイトの時間を削るしかない.月曜日だけにしよう.
それにしても,世の中には,科研費として月に数十万円ももらっている学生もいるのに,僕はそういったものをもらったこともないし,基本的には身銭を切っている.学会の旅費の9割は自費だ.もちろん採集に関しても交通費は出ていない.それにつけ加え毎日生物の飼育で,1日以上大学を離れることも難しい.研究をすればするほど,自腹(お金と時間)を切り裂いていかなければならない.
科研費の大部分が国立大学が持っていって,その余りを公立大学が分け合うといった感じだと聞いたこともある.さらに,国公立大学の法人化で,今後はどのようなお金の回り方に変わるのだろうか.

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