大阪はクマゼミだらけ

大阪の都市問題の一つとして,近年,市内では驚くほどたくさんのクマゼミが発生していることが挙げられる.そして,かつてはたくさんいたニイニイゼミアブラゼミが少なくなっているらしい.地球の温暖化や都市のヒートアイランド現象で大阪が暖かくなったからなのだろうか.
まだクマゼミアブラゼミが羽化し始める時期だけど,キャンパス内(堺市)の木を見ただけでも,クマゼミだらけだった.実は,セミの抜け殻を見るだけで,セミの種類が見分けられる.
クマゼミ→お腹側の中心部分に突起(出ベソ)がある.サイズは大きい.殻にはドロがまばらにつく.
アブラゼミ→クマよりもひとまわり小さくて,出ベソがない.茶色で殻にドロがほとんどつかない.
ツクツクボウシ→さらにひとまわ小さくて,うす茶色でドロがほとんどつかない.
ニイニイゼミ→全体がドロに覆われていて,小さい.
僕が小学生の頃は,地元(兵庫県の南西部)では,ニイニイゼミアブラゼミばかりだった気がする.よく従兄弟の家に泊まりに行って,セミ採りに出かけていた.それで,クマをゲットすると,「すごい〜!」とかって言っていたような気がする.そして,クマが留まりやすい木,アブラが留まりやすい木,ニイニイが留まりやすい木と,大体把握できていたような記憶もある.