”からだ”という環境問題

僕自身,ぶっちゃけた話,環境問題といわれると,自分自身の身体の状態をまず想定してしまう.ただ,そこから話は広げることはできると思っている.自分が健康であるためには,人間が健康であるためには,人間がいる環境が人間にとって健全であるためには.生態系が健全であるとはと.しかし,自分を含め”みんな”が健康であるとは,どういうことなんだろうとすごく悩んでしまう.功利主義では,「最大多数の人の最大幸福」という考え方がある.できるだけ多くの人ができるだけ幸福であるためには,どうすればいいのだろうか.そもそも功利主義の考え方はいいのだろうか.功利主義の最大の問題は,幸福の配分の不公平という点にある.功利主義は,個人の利己主義を抑制する効果をもつが,他方で,集団の利己主義を肯定するという結果に陥っている.功利主義はどちらがより望ましいかという相対的価値を示すだけであるから,個人の自由とか生命の価値とか,絶対的な基準が欠けている.健康に,「絶対的基準」は必要かどうか.
全然話は変わるが,よく耳にする指数かもしれないが,BMIというものがある.
日本肥満学会では体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で表されるBMI(Body Mass Index)の値が25以上の場合,肥満と判定しており,多くの疫学調査BMIが25を超えると高血圧,高脂血症,糖尿病などの生活習慣病合併のリスクが約2倍以上になることが知られているそうだ.
僕も計算してみると,18.62だった.