★読書の面白みの一つとして、漠然と頭の中にはあるんだけど、なかなか言語化できないもどかしい何かを他人が代弁してくれている時に感じる解放感があります。いや、もしかすれば、人の心の中の漠然とした何かを言語化することこそ、書くことの本質かもしれません。
本書は、脳とシューベルトという副題がついていますが、シューベルトだけでなく、モーツァルト、バッハ、ワーグナーについても言及されています。やはり、茂木さんの文章は、いいメロディーだと感じます。また、色々と新しい出会いを求めて音楽探訪に出かけたいなという気持ちになりました。
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