耳をすます

・・・朝
休日の朝目覚めたとき雨が降っていて、なんだか気持ちが落ち着きました。
確かに、夜中も雲は動き、気象は常に変化しているわけですが、目覚めたときにすでに何かが始まっていることに驚きを感じます。地元で毎年正月の早朝に河川で行われる消防車の放水訓練の時に騒々しさであるとか、秋祭りの早朝に鳴らされる太鼓の音を夢うつつで聴き、胸騒ぎが起こる感覚に近いです。
しかし、今朝は、たまには午前中はゆっくりしなさいと言われているように聴こえました。おそらく昨日で今年のゼミが終わったことによる安堵感によるものが大きいと思います。
朝から最近買った本を読みながら、音楽を聴きました。ここのところ、BGMとして音楽を聴くことが非常に多くなっていますが、本来は、もっとじっくり聴きたいと思っています。じっくり聴くためには、やはり時間に余裕があり、身体の状態も安定している必要がある、と今まで考えてきました。しかし、そう思っている一方で、”満たされているとき”は、耳が鈍る、耳を澄ますことができないことも感じていました。
音楽を聴くという行為に限らず、耳をすますことは簡単なようで難しいのかもしれません。しかし、これは能動的な行為なわけで、自分の心がけの問題なんだろうと思います。


・・・夜
一日、雨が降っていました。部屋で音楽を聴きながら過ごしました。シューベルトの『シューベルト : 交響曲第8番ロ短調「未完成」』(カラヤン)、ピアノソナタリヒテルRichter 1ブラームスクラリネット五重奏曲、ピアノ四重奏曲、弦楽五重奏曲、弦楽六重奏曲、キース・ジャレット・トリオの「Inside Out」、「Standards Vol.1」、「Still Live」、「Whisper Not」、「Standards Live」を何回か繰り返して聴きました。どれも自分のお気に入りの曲ばかりです。


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