Chick Corea Akoustic Band (1989年)

Akoustic Band
★曲目
1. Bessie's Blues
2. My One and Only Love
3. So in Love
4. Sophisticated Lady
5. Autumn Leaves
6. Someday My Prince Will Come
7. Morning Sprite
8. T.B.C.
9. Circles
10. Spain
★パーソネル:Chick Corea (p) John Patitucci (b) Dave Weckl (d)
★録音:Clinton Recording Studios, NYC, 1989


★1985年に結成した「エレクトリックバンド」は、その圧倒的なテクニックにより多くのリスナーの注目を集めました。その後、1989年に、「エレクトリックバンド」からの3人のメンバー、ピアノ(チック・コリア)、ベース(ジョン・パティトゥッチ)、ドラム(デイヴ・ウェックル)のトリオで「アコースティック・バンド」と名前を変え、スタンダードを中心とした本作品『Akoustic Band』を発表しました。
ネーミングこそ、エレクトリック(電気)からアコースティック(非電気)に変わりましたが、勢いは負けず劣らずで、むしろ、エレクトリックバンドの方が、”ため”が聴いていて、地に足が着いているように感じられます。個人的には、初めて聴いた段階では、どうしても、ドラムのデイヴ・ウェックルチック・コリアが、うまくかみ合っていない感があるようにも思えました。これは自分が先に『Live from Blue Note Tokyo』のCick Corea (p), John Patitucci (b), Vinnie Colaiuta (ds)のメンバーのものを先に聴いてしまっていたせいもあるのかも知れません。しかし、いつもそうなんですが、聴き込んで行くうちに、また新たに魅力を発見するのが音楽、とくにジャズ・フュージョンの楽しみでもあるので、ここで評価を固定してしまうことはできません。
ちなみにこのアルバムには、名曲「スペイン」のロングバージョンも収録されており、第32回(1989年度)グラミー賞ベスト・ジャズ・フュージョン部門で賞を受けています。


Chick Corea Akoustic Band - Sophisticated Lady ('89)



Chick Corea Akoustic Band - bessies blues