Live In Europe / Chick Corea Trio (1984年)

Trio Music Live in Europe
★曲目
1. Loop
2. I Hear a Rhapsody
3. Summer Night/Night and Day
4. Prelude No. 2/Mock Up
5. Transformation
6. Hittin' It
7. Mirovisions
★パーソネル:Chick Corea (p) Miroslav Vitous (b) Roy Haynes (d)
★録音:Willisau & Reutlingen, Switzerland, September, 1984


チック・コリアが残してきた膨大な音源の中で、「スムース(smooth)」なものを求めるなら、この3人(trio)によって生み出されたものの中に一番多く見つけることができるんではないでしょうか。チック・コリア(p)、ミロスラフ・ヴィトウス(b)、そしてロイ・ヘインズ(d)の「トリオ」の歴史は、1982年の『Now He Sings Now He Sobs』に始まり、同年の『Trio Music』に繋がり、本作のライヴ『Live In Europe』、そして2003年のチックの40周年を記念した『Rendezvous In New York』まで流れています。
ベースのミロスラフ・ヴィトウスは、チェコ出身で、ウェザー・リポートの創設メンバーの一人として有名です。そして、いわずと知れたジャズ界の巨星、ドラムのロイ・ヘインズは、マサチューセッツ州出身で、レスター・ヤングバド・パウエル、チャ-リー・パーカー、マイルス・デイビスセロニアス・モンクなど、錚々たる面々と共演を行ってきています。
おそらく、こういう雰囲気になったのは、ベーシストのミロスラフ・ヴィトウスがもたらした音楽的マテリアルによる影響が大きいのではないだろうかと思います。ジャズは、人と人との会話だと改めて感じさせられた1枚です。


Chick Corea Trio - rhythm a ning