京都市交響楽団第523回定期演奏会

指揮/大友直人 Vn/ジェニファー・ギルバート 管弦楽京都市交響楽団
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調op.53
シベリウス:交響曲第2番 ニ長調op.43


ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲は音源は持っていないので、YouTubeで聴いていました。この協奏曲を初めて聴いたときは、ブラームスのヴァイオリン協奏曲と似ているなという印象を受けました。ドヴォルザークブラームスに交友があったことは有名で、ヴァイオリンの巨匠ヨゼフ・ヨアヒムがいずれの楽曲の独奏部分に提言や補筆を行ったことも知られています。一方で、この協奏曲がブラームスのただの焼き増しなどではなく、古典派音楽の様式の中にドヴォルザークの故郷の民族音楽を巧みに溶け合わせるという、いわゆる国民学派音楽の萌芽を見て取ることもできます。





エントランスから大小ホールに上昇する螺旋状のスロープをゆっくりと上がっていくにつれ気持ちが高まります。