大阪大学交響楽団第93回定期演奏会

吹田のメイシアターまで聴きに行きました。ウェーバーの「オベロン」は、死の直前に書いたものらしいのですが、こんなに活気に溢れる曲を書くなんて驚きです。また「魔弾の射手」も観たくなりました。
チャイコフスキーの「眠れる森の美女」の最後のワルツは、ディズニー映画でも有名ですよね。
お目当ての「ブラームス交響曲第1番」ですが、改めて難しい曲だと感じさせられました。ギアチェンジの難しい山道をくねくねと登ったり下ったりしているような印象を受けます。このまま一気に最後まで突き抜けるのかとおもいきや、また主題のメロディに戻ったり、音符がだんだん重なってきたのかと思いきや、また瞑想的なメロウなパートに入ったりと、少し風のきつい日に波打ち際で波の音を聴いているような感じがしました。単調なくりかえしのない、最後まで気の抜けない、またごまかしのきかない曲です。
今回は、オーケストラの各楽器がどのタイミングでどんな音を出しているのか、勉強もかねて観賞しました。オーディオでは、管楽器にはあまり気にしていないのですが、こうやって生で聴いてみると、当たり前ですが、かなり重要な仕事をしていることがわかりました。
それにしても、学生オケにもかかわらず、ここまでのレベルの演奏ができるのってすごいですね。演奏する姿から一生懸命さがひしひしと感じられました。高校野球をみているようなそんな清々しさがありました。


指揮:高谷 光信
 J.ブラームス 交響曲 第1番ハ短調
 P.チャイコフスキー バレエ組曲「眠れる森の美女」作品66a
 C.M.ウェーバー 歌劇「オベロン」序曲
日時:2009年7月4日(土)
開場:17:00 開演:18:00
場所:吹田メイシアター
HP


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