比叡山越え

天気がどうなるかと少し心配がありましたが、思い切って登山(広義)に出かけました。帰ってきた直後に夕立のような激しい雨が降ってきたので、本当に救われたと思います。やっぱり晴れ男なのかな(笑)


今回は一人で散策という手段をとりました。といっても散策途中には色んな人と出会い、自分の場合結構いろいろと話しかけられるので、一人で歩いている時間というのは、全体の半分くらいでしょうか。


比叡山山頂付近にある延暦寺はかつては修行の場でした。昔の修行僧になろうと思った人、さらには修行を終えた僧侶は、どのような気持ちでこの山を登り、また下ったのだろうかと、そういう人たちの心情に思いを馳せながら歩きました。たった848.3mの山かもしれませんが、人生はなんとなく山登りのようなものなのかもしれないとも感じました。一人で歩いていると特にそう思わさせられます。


ルートは、
叡山電鉄修学院駅」→雲母坂口→水飲対陣跡碑→千種忠顕戦死の地→ケーブル比叡駅→大比叡三角点→比叡山延暦寺の諸堂巡拝(根本中堂など)→明王堂→紀貫之碑→日吉大社→京阪坂本駅
でした。
京都側から頂上まで登り、滋賀の坂本へ下りました。合計約12kmで、9時半に登り始め、14時半に坂本に着いたので、5時間かかったことになります。


比叡山修学院駅近く、音羽川沿い)



きらら橋
さていよいよスタートです。



比叡山からの眺め









比叡山の登山道は歴史が深いのか、人が歩くところがかなり削れて谷間のようになっている道が多かったです。ヒノキが整然と立ち並ぶと、雰囲気がありますね。林床には草はほとんど生えていないため、「緑の砂漠」とも言われます。しかし、なぜか僕はこの景観が好きです。






大比叡(三角点)
山頂につくと当然ながらバスやクルマがいっぱいで人が賑わっていました。山頂にはガーデンミュージアムがあります。三角点は少し離れたところにあります。意外と愛想のない感じですね(笑)






山頂から琵琶湖を眺める






山王院



弁慶水横の地蔵



延暦寺阿弥陀堂
延暦寺は2回目の拝観です。以前は秋にクルマで来ました(→過去の記事)。夏も夏でよい感じです。



比叡山・大講堂



延暦寺・根本中堂



延暦寺文殊






無動寺参道
ここから坂本まで同じように下る人がおらず、多少心細い感じはしましたが、無事迷わず到着しました。



明王



親鸞聖人修行の地



坂本へ下る途中で泉がありました。水も美味しいですね。






日吉大社
体力的に疲れてはいましたが、せっかくなので日吉大社だけでもと思い、拝観しました。坂本には色々みてみたい寺社があります。



























坂本
坂本は比叡山日吉大社門前町として栄えた場所です。風情がある街並みです。またゆっくりと訪れてみたいです。