先祖お墓参り


(ヤブラン/自宅の庭にて)


家族で父方のお墓、母方のお墓を参りました。実家の家紋は、もちろん知っているのですが、母方の家紋ってどんなのだろうって少し前から気になっていました。で、見てみると、おそらく「丸に抱き茗荷(みょうが)」ではないかと思われます。みょうがという植物は、秋の草花のひとつであり、邪気を払う草花をしても有名です。ミョーガという音は神仏の加護を意味する「冥加」に通じるとのことです。また煩悩を解脱させるとして民間信仰の対象であった「摩陀羅神」のシンボルが茗荷であるところから、神仏の加護を受けられる、縁起がいいという言い伝えもあるようです。また武家には茗荷紋が多いらしく、これは命をかけて戦う武士が縁起をかついだ為とも言われています。この家紋の話に、名字、先祖の由来の話、江戸時代の名字帯刀の話などを加味すると、なるほどなぁって思ってきました。