随心院・勧修寺

少し涼しくなってきたので、また色々と出回ろうかと思っています。今日は、ふらりと心のままに随い、近場の山科小野まで。


随心院
真言宗善通寺派の寺です。小野小町の邸宅跡という話もあります。



小野小町は絶世の美女だったと伝えられています。

花の色はうつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

歌意:桜の花の色つやはあせてしまったことだなぁ。そのように私の容色もすっかり衰えてしまった。むなしく世に生きつづけ、降りつづく長雨をながめ暮らして、物思いに沈んでいるうちに。
マックミラン・ピーター氏が英訳をされています(『英詩訳・百人一首香り立つやまとごころ (集英社新書 485F)』)。

A life vain.
My looks, talents faded like these cherry blossoms
paling in the endless rains that I gaze out upon, alone.













勧修寺(かじゅうじ)
真言宗山階派大本山。開基は醍醐天皇、開山(初代住職)は承俊、本尊は千手観音です。皇室と藤原氏にゆかりの深い寺院とされます。






宸殿






這柏槇(はいびゃくしん)
徳川光圀寄進と伝えられる燈籠があります。少し埋もれていますね。



梅の木の3世代同居です。






フジってマメ科なんです。



ツクツクボウシの鳴き声が夏の終わりを告げます。






氷室の池



こんなに近くでカルガモを見るのは初めてでした。






観音堂