清水三年坂美術館でパウル・クレー展をやっているというのを知り、行って来ました。久しぶりの清水寺・高台寺周辺でしたが、気分がリフレッシュされてよかったです。やっぱり街歩きは楽しいですね。歩いたルートは、京阪清水五条駅〜五条坂〜清水道〜松原通〜三年坂〜二年坂〜坂下る〜八坂神社〜四条通でした。
パウル・クレー展(清水三年坂美術館)
自分は絵心はまったくないのですが、パウル・クレーに関しては、その絵を観ると心のひだが震えるような気がするようになりました。絵にリズムがあると表現されることもあるようですが、それはすごくわかる気がします。アンリ・マティスの絵にも同じような躍動感を感じます。
よじ登る植物
http://www.sannenzaka-museum.co.jp/kikaku.htmlより
螺旋状の花I
http://www.sannenzaka-museum.co.jp/kikaku.htmlより
クリスチャンの墓
http://www.sannenzaka-museum.co.jp/kikaku.htmlより
パウル・クレーも良かったのですが、常設展の質の高さには圧倒されました。蒔絵、七宝、金工、京薩摩の名品の数々が展示されています。これは一見の価値ありですよ。
これらの名品を見ていると、その繊細優美さはもちろんのこと、ものごとを忠実に写し取ろうとする写実性に対する忍耐強い姿勢に圧倒されました。金工で彫刻されているテントウムシやセミなどは、いまにも動き出しそうなくらいリアルでした。そう考えると、現代に存在している多くの芸術作品が、いかに抽象化されていることか。いかに実物から遠ざかり、焼き直し(コピー)が容易であることか。
http://www.sannenzaka-museum.co.jp/jyosetu2.html#sipoより
興正寺霊山本廟
清水二年坂
竹久夢二の店
高台寺三門
金剛寺(八坂庚申堂)
祇園南座