日本人に共通するビジネス英語のミス / 大島さくら子(2012年)

日本人に共通するビジネス英語のミス (Business English NEXTシリーズ)


★日本語に敬語があるように、英語にもそれに相当する表現方法があります。言葉遣いで、その人の印象も大きく変わり得るというのがビジネスの社会のようです。自分も仕事やプライベートで英語を使う事がある(あった)ので、いくつかの言い回しは自然と身に付いていたつもりですが、やはり未熟だと痛感せざるを得ません。「言語に終わりはない」というのはよく言ったものだと思います。始めは通じれば良いとだけ思いながら話しているのですが、そのうちに誤解やボタンの掛け違えなど苦い思いを経験していくと、よりよい表現を求めるようになります。日本人は、一般的に、「まわりくどい」、「いいたいことをはっきり言わない」と言われたりしますが、大人のマナーを覚えた上での自己主張なのかなと思います。まずは、土俵に上がる事から始めないといけないのかもしれません。ただ、最終的に問題になってくるのは、中身・内容、その人の技能でしょう。言葉はツールでしかないのですが、ツールも使い方次第です。母国語でない人にとっての英語は、言葉遣いがその人の経験の多さを物語ることになりそうです。