Study: 屋台狭間彫刻鑑賞:神功皇后の安産

神功皇后の安産(じんぐうこうごうのあんざん)

神功皇后三韓征伐より帰還し、産所を蚊田(かだ)の邑(蚊田は宇美の古名)に定め、側に生出づる槐(えんじゅ)の木の枝に取りすがって、応神天皇を安産にて出産した。この地は、宇瀰(うみ)と呼ばれ、後に宇美(うみ)と称されるようになった。
八幡神御降誕の聖地と伝えられる筑紫(九州)には、八幡神社総本山の宇佐神宮大分県宇佐市)があり、宇美八幡宮(福岡県宇美町)では、「安産・育児」の信仰が特に篤く、安産祈願や御礼参り(初宮詣)に参拝者が多い。
観るポイント:戦の装いをした神功皇后。すぐにでも次の戦に出かけそうな姿である。そして赤子(応神天皇)を老父が抱っこしている。安産だったことと神功皇后の勇ましさを物語る描き方である。
屋台:高田(魚吹八幡神社

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Shuji Kuroda (@lalakoora)