Music: Deceivers / Arch Enemy (2022)

 
 
 
 
 
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Tracklist:
LP1 – Side A (22:29)
1 - Handshake With Hell - 00:05:38
2 - Deceiver, Deceiver - 00:03:51
3 - In The Eye Of The Storm - 00:04:09
4 - The Watcher - 00:04:58
5 - Poisoned Arrow - 00:03:51
LP1 – Side B (22:40)
1 - Sunset Over The Empire - 00:04:03
2 - House Of Mirrors - 00:03:40
3 - Spreading Black Wings - 00:04:46
4 - Mourning Star - 00:01:36
5 - One Last Time - 00:03:49
6 - Exiled From Earth - 00:04:44

Arch EnemyのニューアルバムのLPです。海外の公式ショップで注文し、昨日届きました。サブスクが普及して、CDやレコード、カセットが売れないかと思いきや、好きなアルバムを、限定版のものは手元に置いておきたいという心理が働くのでしょうか。海外アーティストのレコードでの新譜の発売は、当たり前となっています。

Arch Enemyの激進はとどまるところを知らず、世界中でファンを獲得しているようです。最近でも、私はインドネシアの熱狂的なファンと意見交換をしました。Alissa White-Gluzは女神だと言っていました。確かに、私もArch Enemyをさらに好きになったのは、Alissaの影響もあります。といっても、初代VoのJohan LiivaがVoの頃からも良かったし、前代のAngela Gossow も魅力がありました。

レコードで聴くと、やはり音がいいです。分離能も高く、重低音もよく出ます。ヘッドフォンやイヤホンもBoseのものを使っており、それはそれで音がよく、新しい発見があるのですが、やはり自宅のオーディオで聴くのが一番です。しかも、最近のアルバムでは珍しく1枚の裏表で収まっているので、裏返す作業が少なくてすみます。レコードが主体だった時代では、B面の1曲目もかなり重要な曲順だったようで、インパクトのある曲をB面の1曲目に持ってくるアーティストも多かったとか。

このアルバムは全曲名曲なので、スッと聴けてしまいます。もうお終いかという名残惜しい気持ちになります。私は、ギターのディストーションの音がとても好きで、バンドをやっていた時も、Metal Zoneというエフェクターを使っていました。このMetal Zoneというエフェクターは、どんなエレキギターでも同じ音になってしまうと、しばしばネタにされる代物ですが、個人的には気に入っていました。Arch EnemyのMickel AmottがMetal Zoneを使っているとは思いませんが、轟音のデス・メタルの音圧の中で、一際輝くギターのリフとソロはいかにして可能なのだろうかと、不思議でなりません。

そして、ヴィーカルにも華やかさが増しました。Alissaは、いくつかの声質を使い分けています。ギターのディストーションの効いたソロやブリッジの後に、地底から迫り上がってくるようにAlissaのグロウルが入ってくると、鳥肌が立ちます。このスリリングな絡み、もちろん、他のジャンルの音楽でも、「見せ場」はありますが、メタルでは特に、扇情的と言いますか、「心の」洗浄と言いますか、天にも登る気持ちにさせてくれます。

ちなみに、Alissaは、ヴィーガン(動物性のタンパク質を取らない)であり、その理由はアヒンサー(他の生命を苦しめたり、殺したりしない)です。そして、ストレートエッジであり、「喫煙しない」「麻薬を使用しない」「アルコールを摂取しない」「快楽目的のみのセックスをしない」という基本的な理念を持っています。

新しい世代のアーティストではないでしょうか。マジでRespectです。

前作の曲「Reason To Believe」の歌詞

You are more than they'll ever know
Like sand through your fingers
Don't let your life slip away
This prison of glass can't hold you back no more

お前は彼らが知る以上の存在
指からすり抜ける砂のように
お前の人生を滑り落としてはならない
このガラスの牢獄にはもうお前は拘束されないんだ

歌詞まで注目されないデス・メタルの世界ですが、Alissaの歌詞は詩的表現が美しいです。


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