シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調 / アンネ=ゾフィー・ムター

lalakoora2006-06-12

アメリカ人のヴァイオリニスト・ヒラリー・ハーンさんは静謐でとても魅力的ですが,ドイツ人ヴァイオリニスト・アンネ=ゾフィー・ムターさんも笑顔が素敵で綺麗な人だなぁと思います.女性のヴァイオリニストってとってもかっこいいなぁと思います.
シベリウスのヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47は1903年に作曲され1905年に改訂されました.シベリウスは若い頃,ヴァイオリニストを目指したそうで,彼の唯一の協奏曲となった本作品もヴァイオリンを独奏楽器とする作品です.1905年にブラームスのヴァイオリン協奏曲を初めて聴いたシベリウスは,自らの協奏曲よりもさらに徹底して交響曲的なこの作品に衝撃を受け,本作を現在我々が耳にする形に改訂したと言われます.シベリウスは、第一楽章の冒頭部分に関して、「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」と述べています.
僕は一時期,北欧の音楽にはまりました.アバ,カーディガンズイングヴェイイン・フレイムス,ラウンジミュージックなどを聴くととてもメロディが綺麗で透き通った感じがするんです.地域ごとに琴線てあるよなぁと思いました.日本人の多くががグルタミン酸が好きなように(?)
シベリウスの音楽を聴いてみてもスケールが大きくて大自然を思わせるものが多いです.フランスやドイツの雰囲気とはまた違ったものがあります.